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今の今までウルトラマン目線の歌だとずっと思っていたし、何の違和感も感じませんでした。そうだったんですね。家族に教えてやろう。
1 朝一から閉店までφ ★ :2022/10/12(水) 17:28:38.17ID:CAP_USER9
2022.10.08
『ウルトラマン』の主題歌「ウルトラマンの歌」の歌詞を今改めて読んでみると、「ウルトラマン」ではなく「科特隊」のことを歌っています。一体その理由は何でしょうか?
https://magmix.jp/post/114325
よく考えたら逆?「ウルトラマンの歌」と「特捜隊の歌」の歌詞が深い
「胸につけてる マークは流星♪」
誰もが一度は耳にしたことのある『ウルトラマン』の主題歌「ウルトラマンの歌」です。作曲は円谷作品の音楽を多数担当された宮内国郎さん。そして作詞は東京一となっていますが、こちらは円谷英二監督の息子であり円谷プロダクション2代目社長の円谷一さんの別名義です。
ゴキゲンな演奏とともに、物心つく前から耳に馴染んでいるこの曲ですが、冒頭で挙げた歌詞を改めて見ると、ちょっとした違和感を覚えます。ウルトラマンの胸にあるのはカラータイマーであり「流星」ではありません。そして続く歌詞「自慢のジェットで 敵をうつ」もそういえばウルトラマンの戦いぶりを描いたものではありません。「光の国から ぼくらのために 来たぞ 我等の ウルトラマン」と締まるので、幼いときからずっとウルトラマンのことを歌っているもの疑っていませんでしたが、これはどうにも防衛チーム「科学特捜隊」のことをメインと歌っています。
なお2番は「手にしたカプセル ピカリと光り」で始まり、ハヤタ隊員がウルトラマンに変身する歌詞となっていますが、3番の出だしは「手にしたガンがビュビュンとうなる 怪獣退治の専門家」とやはり科特隊の活躍を歌っています。
次に科特隊のテーマである「特捜隊の歌」の歌詞を見てみるとこれも今思えばちょっと不思議。「流星流星流星 胸に輝くこのマーク」と同じくマークについて触れたのち「光の国の掟のために 悪い奴らをやっつける 我等は科学特捜隊」と締まります。「光の国」は科特隊ではなくウルトラマンがやってきた場所です。これはもう作詞の東京一(円谷一)さんが意図して「交差」させていると判断しても良いのでしょう。ウルトラマンは「科特隊員ハヤタ」と一心同体。科特隊とウルトラマンの共闘あってこその怪獣退治であることが端的に示されているなんて素晴らしい歌詞だったのでしょう。
そんな半世紀以上前のことを、何を今更とお叱りを受けそうではありますが、歌詞ひとつとっても「子供騙し」ではない作り込みぶりに、ただただ感動です。さらに半世紀後、同じようにこの歌詞の意味で新鮮に驚ける人が現れてくれるためにも「我等のウルトラマン」は愛され続けて欲しいと願います。
(片野)
【画像】ウルトラシリーズ、初心者にオススメしたい5作
https://magmix.jp/photo/114325
『ウルトラマン』の主題歌「ウルトラマンの歌」の歌詞を今改めて読んでみると、「ウルトラマン」ではなく「科特隊」のことを歌っています。一体その理由は何でしょうか?
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よく考えたら逆?「ウルトラマンの歌」と「特捜隊の歌」の歌詞が深い
「胸につけてる マークは流星♪」
誰もが一度は耳にしたことのある『ウルトラマン』の主題歌「ウルトラマンの歌」です。作曲は円谷作品の音楽を多数担当された宮内国郎さん。そして作詞は東京一となっていますが、こちらは円谷英二監督の息子であり円谷プロダクション2代目社長の円谷一さんの別名義です。
ゴキゲンな演奏とともに、物心つく前から耳に馴染んでいるこの曲ですが、冒頭で挙げた歌詞を改めて見ると、ちょっとした違和感を覚えます。ウルトラマンの胸にあるのはカラータイマーであり「流星」ではありません。そして続く歌詞「自慢のジェットで 敵をうつ」もそういえばウルトラマンの戦いぶりを描いたものではありません。「光の国から ぼくらのために 来たぞ 我等の ウルトラマン」と締まるので、幼いときからずっとウルトラマンのことを歌っているもの疑っていませんでしたが、これはどうにも防衛チーム「科学特捜隊」のことをメインと歌っています。
なお2番は「手にしたカプセル ピカリと光り」で始まり、ハヤタ隊員がウルトラマンに変身する歌詞となっていますが、3番の出だしは「手にしたガンがビュビュンとうなる 怪獣退治の専門家」とやはり科特隊の活躍を歌っています。
次に科特隊のテーマである「特捜隊の歌」の歌詞を見てみるとこれも今思えばちょっと不思議。「流星流星流星 胸に輝くこのマーク」と同じくマークについて触れたのち「光の国の掟のために 悪い奴らをやっつける 我等は科学特捜隊」と締まります。「光の国」は科特隊ではなくウルトラマンがやってきた場所です。これはもう作詞の東京一(円谷一)さんが意図して「交差」させていると判断しても良いのでしょう。ウルトラマンは「科特隊員ハヤタ」と一心同体。科特隊とウルトラマンの共闘あってこその怪獣退治であることが端的に示されているなんて素晴らしい歌詞だったのでしょう。
そんな半世紀以上前のことを、何を今更とお叱りを受けそうではありますが、歌詞ひとつとっても「子供騙し」ではない作り込みぶりに、ただただ感動です。さらに半世紀後、同じようにこの歌詞の意味で新鮮に驚ける人が現れてくれるためにも「我等のウルトラマン」は愛され続けて欲しいと願います。
(片野)
【画像】ウルトラシリーズ、初心者にオススメしたい5作
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